「アバター」再編集版が、今夏全米で再公開へ?

写真拡大追加8分を見に劇場へ!?(C)2009 Twentieth Century Fox. All rights reserved. ジェームズ・キャメロン監督と20世紀フォックスが、未公開映像を加えた「アバター」再編集版の全米再公開を企画していることが明らかになった。米ハリウッド・レポーター誌が報じたもので、再公開の時期は今年の晩夏ごろを予定。おもに3DおよびIMAXシアターでの上映となる。またその際には、現在公開中の162分バージョンには含まれなかった未公開シーンが追加されるとのことだが、アナログIMAXシアターで上映できるのは最長170分までとなっているため、おそらくその範囲に収められることになりそうだ。ただし、再公開の理由はあくまでも興行面にある。12月18日に全米公開された「アバター」は、3月に入っても北米2456スクリーン(うちIMAXが179)で上映されていたが、3月5日にティム・バートン監督の3D大作「アリス・イン・ワンダーランド」が公開されると、その規模は2163スクリーン(うちIMAXが8)へと縮小。結果的に、その週の興収は前週比41%のダウンとなった。「アリス・イン・ワンダーランド」は、「アバター」を超えるオープニング週末興収1億1630万ドル(約105億円)で全米映画史上歴代6位の大ヒットスタートを切っており、つまり「アバター」が近々3D上映館を取り戻す術もないということになる。すでに全世界で26億ドル以上の興行収入を稼いだ「アバター」だが、キャメロン監督含めたプロデューサーたちはまだまだ満足していないようだ。



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